Atelier Aquarius

*** たんばささやまにて、新たな生活を始めました ***

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2013.12.17 Tuesday

新しい座繰り



新しい座繰りです。齋藤機料さんのもの。
若干仕様の変更があったということで、モニタリングも兼ねて、座繰りを始めました。



繭の品種は古いかいりょうあけぼのです。
着尺で一反分を引きはじめました。

私の今まで使っていた座繰りは、愛媛時代に宇和島で出た古いもの。
上州式で状態は比較的良いのですが、やはり歯車の噛み合わせがあまり良くなく、
ハンドルを回す左肩に負担がかかります。

新しい座繰りに変えて引きはじめて、糸にかかるストレスの変化を感じます。



サンプルとして引いた、座繰り器の違いによる糸の違いはこちら。
上が古い座繰り、したが新しい座繰りです。
繊度の若干の差はありますが、正直ここまでの差が出るとは思いませんでした。
枠に巻いた糸の量や、乾かし方の差はもちろんあるのですが。



今回3日間で引いた緯糸のカセ上げ後。

今回の座繰りでもうひとつ、通常と変えていることがあります。
それは、糸を乾かさずに『枠はずし』という状態で上げていること。

野村では通常、数日置いて乾燥させた後でカセ上げします。
糸を枠に巻いたまま乾かすと、ウールでいうところの撚り止めのように、
糸がまっすぐにセットされます。

今回は敢えて乾かさず、生糸の天然のウェーブを残したまま。
これが合撚糸精錬後の糸、そして織り上がった後の布の風合いにどう影響するか。
とても楽しみで興味があります。

糸を乾かさないままカセ上げすると、糸をさばくのが大変難しく、どんなに頑張っても
セリシンで糸同士がくっつき合ってしまいます。生糸のままで染める時には悪影響。
くっついた部分に色が入らず、染めムラになるからです。
今回は一度枠にとって合撚糸精錬するので、基本それほどの影響はないと予想しています。

そして今後の課題は座繰りではなくカセ上げ。
座繰りはいいんです、最初から手動にこだわっているし、慣れています。
でも手動のカセ上げは大変!
何しろ今までよりも枠周は短く、一度に3カセしか上げられません。
カセ上げによる両肩・腕・背中の筋肉痛に泣かされました。
モーターをつけて電動にするしか、、、多分ないでしょう。いつできるかなぁ。

年内は早めの帰省を決めたため、経糸は年明け戻ってからの操糸の予定です。

 

09:39 | 座繰り | comments(0) | - | - | - |

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